Q:室内犬だから予防薬はいらない?
A:予防していない室内犬の感染率は低いものの、いつ蚊に刺されているかはわかりません。また、散歩の時も蚊に刺されるチャンスは数多くあります。感染してからでは遅いので、予防はしっかりとしましょう。
Q:毛の長い犬はだいじょうぶ?
A:関係ないようです。長毛の犬、毛の密にはえている犬でも、予防をしていないものは感染しています。
Q:蚊よけ電球や蚊取り線香は?
A:これらだけではフィラリアの感染は防げません。なぜならこれらの効果が届く範囲は非常に狭いからです。
Q:どうして蚊が?
A:蚊がもともとフィラリアの感染子虫をもっているわけではありません。
フィラリアにかかっている犬の血を吸ったときに蚊の体内にフィラリアの子虫が入るのです。予防が全ての犬にゆきわたれば、蚊に刺されてもフィラリアの感染はなくなるはずなのですが・・・。
Q:予防注射はあるのですか?
A:注射による予防はありません。飲み薬による予防だけです。
Q:なぜフィラリア成虫による症状はすぐでてこないの?
A:予防していない仔犬がはじめて越す夏からフィラリアの感染が認められていますが、目に見える症状が出てくるのに数年かかります。しかし、体の中ではいろいろな変化が起こっているのです。
Q:フィラリア症の症状は?
A:いくつかの例では散歩の途中に急に動かなくなり、数時間後に息を引き取る、
といったものがみられます。これはフィラリアの急性症状で、成虫が心臓の中から後大静脈に移動し、静脈につまってしまった結果です。また、長年フィラリア成虫が心臓に寄生しているため、心臓が疲れてくると同時に、肺動脈の硬化・肥厚がおこり肺に血液中の水分が洩れ出てくるために咳が出たり、おなかに水がたまってきます。
とにかく、フィラリアという寄生虫から
愛犬を守るためには、予防が大切です。
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