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★ 秩父地域では犬のフィラリア感染がまだまだ多いです。予防率が低く感染犬がたくさんいること、蚊がたくさんいることなどから猫のフィラリア症についても考慮しなければなりませんね。

 猫のフィラリア症

 これまで猫はフィラリアの通常の宿主にはならないと考えられてきました。この理由は、診断法が難しく、発見が困難なためです。しかし、最近の研究では、猫のフィラリア症は、これまで考えられてきた以上に拡がっているとの報告が増えています。
 犬のフィラリア感染率が高い地域では、猫の感染率も高くなります。猫のフィラリア症は、最初ブラジルで1921年に報告があり、認知度が高まると共に、世界各国で報告されています。
 
 猫のフィラリア症の症状は、発症後急速に衰弱し死に至るため(フィラリアは、心臓部の右心室や肺動脈などの主要寄生部位から離れた場所に入ることがあるため、剖検で虫体を必ずしも検出できるわけではありません。)、死因不明の急性死として診断されることが多く、実際の感染率は数字以上と見られています。
 猫の場合、フィラリア症の特徴的な症状はなく、検査でも猫の場合検出不能のことが多く、生前の原因特定が難しい病気の1つです。(このため、元気だった猫の、心臓病等の原因でもあるといわれています。) 

左のポスターは
1997年2月〜3月に調査した結果です。

平成9年度 日本小動物獣医学会年次大会において、日本・猫フィラリア予防研究会が発表したものです。

このポスターの拡大画像は「ココ」をクリックしてください。

 感染経路

 犬の場合と同様で、まず蚊がフィラリアに感染している動物の血液を吸います。この血液中にはミクロフィラリアと呼ばれる子虫がいて、蚊の体内に入ります。ミクロフィラリアは、蚊の体内で他の動物に寄生する第三期子虫(L3)と呼ばれる状態にまで成長します。この蚊が、猫の血液を吸う際に、第三期子虫が猫の体内に入り、成長を続け、最終的には肺や心臓の血管にたどり着きます。
 猫に寄生するフイラリアは、体内で約21cmにもなります。心臓や肺の血管内に住み、血液の栄養分を吸収して生活します。脳など心臓や肺以外に寄生することもあります。
 犬の場合、フィラリアが100匹感染すると、約75匹が成虫になりますが、猫の場合、成虫になるのも3〜10匹だけです。しかし、猫は犬とは違って、わずか1匹の寄生で、死に至るケースがままあります。

 猫フィラリア症の症状

多くの猫は、フィラリアが寄生していても無症状のまま経過します。
もし症状が出てくる場合には、次のようなものがあります。(ただし、他の病気でよく見られる症状です。)

 ・しつこい咳
 ・呼吸困難
 ・嘔吐
 ・うつ状態
 ・疲労
 ・元気消失
 ・食欲不振
 ・体重減少

  治療と予防

 猫のフィラリア症の診断は難しく、たとえ診断できても、猫には安全な(フィラリアの成虫を殺す)治療法がありません。
 猫のフィラリア症は、飼育法に関係なく、屋内・屋外でも同じように感染がみられています。これは蚊が室内に入って吸血することで感染しています。ですから、家の中にいるから安全という事は決して言えません。(蚊取り線香では予防できません)

 従って、フィラリア症が発生している地域では、フィラリア予防薬で予防をしてあげることが一番安全で確実な対策法です。
 現在は、猫用のフィラリア予防薬がありますので、病院までお問い合わせください。

メリアル・ジャパンの「猫フィラリア症」についてのパンフレット
PDFファイル形式 370KB
 

メリアル・ジャパンHP 猫のフィラリアについて 
 

 

Chichibu Animal Clinic
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